「塾に行きたくない」「めんどくさい…」の対処法!親が子どもにしてあげるべきこと

子どもが「塾に行きたくない」と言い出したとき、大切なのは行きたくない理由のヒアリング理由に合った解決方法を知ることです。
ひと言で「行きたくない」といっても、勉強が嫌いな子好きだけど授業についていけない子では、対処法が異なるものです。

子どもの声をしっかり聞いて、一緒に解決策を導き出す手助けをこの記事でできれば幸いです。

子どもの「塾に行きたくない」に対して親がやるべきこと

子どもが塾に行きたくなくて言い訳をしたり、面倒くさそうな態度を取ったりしている場合、まずやるべきことが2つあります。基本は、子どもとの対話です。

①すぐに怒るのは厳禁!理由をしっかり聞く

問題の原因を理解できないまま、子どもを叱ったり、子どもの話を聞かずに通塾を説得してしまうのは避けなければなりません。子供が納得せずに継続しても学習効果が薄くなりますし、思い切って通う塾を変えたとしても、転塾先でもまた「行きたくない」と思ってしまう可能性も高いでしょう。
まずは、塾に行きたくない原因について、子どもからしっかりヒアリングしましょう。

塾に行くことを嫌がる原因は、大きく分けて5つのパターンに分けられます(後述します)。
パターンによって対処すべき方法が異なるので、ヒアリングをするときには、どのパターンに当てはまるのかを意識しながら話を聞きましょう。

②塾に通う目的を親子でしっかり話し合う

今の塾に通い始める段階では「成績を上げたい」「希望校に合格したい」など、目的をしっかり持って入塾を決めたことと思います。
しかし、子どもは通っているうちに当初の目的を見失い、今やっている勉強がつらくて塾に行きたくない、というような思ってしまった可能性があります。もし、入塾のきっかけが「親に言われたから」「クラスの友達が行ってるから」など、自分の意思ではない場合は、今からでも塾に通う目的を考え始めても遅くはありません。
将来について今後どうなりたいか、その目標に向けて必要なことは何かを考え、塾へ通う理由を、このタイミングでしっかり親子で話し合うことが大切です。

子どもが塾に行きたくない・めんどくさいと思う理由

改めて子どもに塾に行きたくない理由を聞いてくと、さまざまな理由が浮かび上がってくることでしょう。
ここでは、塾に行きたくないと思ってしまうよくあるパターンと、それらにどう対応していけば良いかをご紹介していきます。

パターン①勉強が嫌い・興味がない

学習中の様子

子どもが塾に行きたくないと思う場合の多くが、「勉強することが嫌い」「勉強することに興味がない」というものです。
遊んでいる時間の方が勉強より楽しいということはもちろんあるのですが、苦手な科目は勉強してもなかなか成績が上がりにくく、それによって勉強自体が嫌いになっていってしまうという、負のスパイラルに陥ることがあります。

子どもに「勉強が嫌い」と言われたら、まずは、勉強のどんなところが嫌いなのかよく聞いてみることをおすすめします。
ヒアリング内容に合わせて例えば、

・長時間の学習が苦手な子の場合:まずは「一日一問」や「一日10分」とミニマムに始める
・日によってサボる日がある場合:学習する時間帯を子ども自身に決めさせる(自分で決めたことへの責任感を持たせる)
・「勉強が難しい」と言っている場合:まずは解きやすい問題集を選ぶ

といったように、原因に即した解決方法を一緒になって考えていくことが大切です。

パターン②講師の授業のペース・レベルが合わず疲れた

授業が十分に理解できず、徐々に塾のペースについていけなくなる場合や、講師の指導方法やレベルが合わなかったということもあります。
そんなときは、まずは塾に相談してみましょう。

集団指導でレベルに応じたクラスが複数ある場合、受講クラスを変えることで、学習環境を大きく変えずに解決できることがあります。
個別指導の場合は、授業で分かりにくかったところや子どもの苦手ポイントなどを、なるべく具体的に伝えて、要望にマッチする講師を探してもらいましょう。

パターン③塾の対人関係が苦手、友達が合わない・怖い

学校生活と同様に、塾でも対人関係による問題は起こる場合があります。
どうしても性格が合わない人や、苦手に感じている人がいることは、大人も子どもも同じです。ただ、特に子どもは親に相談することを避ける傾向があり、子どもの問題に大人が介入する場合、状況によっては悪化してしまうこともあります。
子どもの人間関係は、とても繊細に、そして慎重にならなければなりません

まずは様子を見ながら、本人同士で解決できそうな問題かどうかを見極め、厳しそうな様子であれば、トラブルとなっている環境を変えることがあります。まずは塾に相談してみるのがいいでしょう。

パターン④部活動で疲れた

パソコンの前で勉強に疲れる学生

部活動が活発で、学校が終わったあと疲れ切ってしまい、塾の授業や自宅での自主学習に集中することができない。学習時間を十分につくれず、思うような成績が取れない。勉強と部活の両立が上手くいかないことは、ストレスが溜まる大きな原因になります。

まずは塾に相談して、無理のない学習プランを立てましょう。通塾回数や学習内容などを調整し、学習時間を損なわないよにすることが大切です。

パターン⑤受験勉強で疲れた

受験まで残り時間が少ない時期に通う塾を変更すると、塾での指導方法が変わったり、慣れない環境で勉強することに、かえって負担が大きくなることがあります。また、思い切って塾を辞めてしまうと成績に影響が出てしまう場合も。まずは塾に通う頻度を見直してみたり、気持ちや体力が落ち着くまで休塾するなど、今の環境を大きく変えずにできることからやってみましょう。

また、塾に通う時間や移動距離が負担になっている場合もあるので、通塾の負担も確認してみましょう。オンライン授業や家庭教師など、自宅で学習できるサービスもあるので、状況に応じて活用してみるのも良いでしょう。

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公開日:2021-05-21 /更新日:2021-05-21

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