難関大卒が教える受験勉強のモチベーション やる気を出す3つのポイントを解説
高校受験や大学受験の1年は長いです。
現役合格を目指すなら、「夏休み」や「冬休み」は有効に使わないと自分の志望校に受かることはできません。
といっても、誰にだってやる気が出ないときはあります。
朝起きて参考書を開こうとしても、なかなかやる気がでなくて、だらだらしていたらあっという間に時間が過ぎてしまったという経験は、私もあります。
今回は、やる気の出ないときの3つのポイントを解説していきたいと思います。
この記事のポイント
- ・やる気がでないときの勉強方法がわかる
- ・自分の切り替えポイントがわかる
「継続は力なり!」やる気が出ないときは無理しない
やる気がでないときの勉強って、だらだらと時間をかけている割には、頭に全然はいりませんよね。
私の場合、「あ、今日はダメな日だ」と思った時点で、無理しないと決めて、次の3つのポイントを意識して勉強方法を切り替えていました。
- ・無理して長文や難解な問題に挑戦しない
- ・頑張りを「見える化」してみる
- ・一問一答の問題を解いてみる
具体的にどういうことなのか、詳しくお話ししたいと思います。
①無理して長文や難解な問題に挑戦しない
やる気が出ないときの勉強ポイントとして、「長文や難解な問題には挑戦しない」ということです。
私の場合、やる気がない状態で英語の長文を読むと、「あれ?この文さっきも読まなかったっけ?」と同じところを読んでしまい、効率がだださがりでした。
長文系の記述問題はやる気のないときにやっても、身にならず時間がかかるばかりです。
そのため、やる気の出ないときには、自分の得意分野を優先して勉強していました。
②頑張りを「見える化」してみる
やる気が出ないときの勉強ポイントとして、自分の頑張りを「見える化」してみることです。
受験生の1年は、思った以上に長いものです。
そのため、「自分が頑張っている」ということがわからなかったり、自分の頑張りがどれだけ報われているのかわからないと、先行きの見えない不安を覚えてしまい、さらにモチベーションが下がってしまいます。
自分の頑張りを見える化するために私が行ったことは、1日およそどれくらい勉強していたかをスマホのカレンダーに記録しておき、月の総勉強時間を確認してました。
「これまでの勉強時間は絶対に無駄にしないし、人生でこんなに勉強したことないんじゃない?すごい!」と自分を褒めてました。
受験勉強ってどうしても他人と比べてしまう部分があると思います。
「○○がこれだけ結果を出している。自分なんて頑張っている内に入らない。頑張らなきゃ!」と気を張って頑張り続けるとエンストを起こしてしまいかねません。
なので、自分の頑張りを認めてあげることがとても重要なのです。
「これだけ頑張ってきたのだから、自分ならできる」というマインドを持ってみると、「やる気がない」状態から、「やる気のある」状態に切り替えできる可能性が高まります。
③一問一答の問題を解いてみる
やる気ができないときの勉強方法のポイントとして、一問一答のような問題を解いてみることです。
大学受験の場合には、世界史や日本史等の一問一答を覚えるといいと思います。
高校受験の場合には、漢字の問題や歴史や公民といった短い問題を解いてみると良いと思います。
私の場合は、世界史Bを専攻していたので、ひたすら一問一答を解いていました。
とはいえ、中には「出来事を古い年代順に並び変えよ」といった問題もあります。
年代の並び替え問題は、ものによってかなり複雑です。
そのため、「鉄血政策を行ったプロイセンの首相は誰か」とか「1945年8月8日に条約を破棄して日本に宣戦布告した国は」といったような、一言で答えられるもので勉強することをお勧めしたいです。
このほかにも単語帳をつかって、英語の単語の意味や熟語の意味を覚えることも良いかもしれません。
私のときは、まだ勉強の一問一答のアプリがそんなに普及していませんでしたが、今はアプリを使って「クイズ感覚」で一問一答ができるようになっているので、そちらの方法も試してみるのも良いと思います。
自分のやる気の切り替えポイントを知っておこう
「勉強するぞ」というやる気を1年間ずっと持続することって難しいですよね。
勉強に限らず、スポーツにしても好きなことをするにしても、100パーセントをずっと維持し続けることは難しいです。
受験は、「受験日」という「100パーセントの力を出したい日」が決まっています。
そのため、最終的な盛り上がりは、受験のラストスパートに持っていった方が良いです。
しかし、ラストスパートで力を出し尽くすには、今まで勉強した下地がなければ、最後の踏ん張りの意味がありません。
したがって、自分のやる気をコントロールすることが大切になるのです。
やる気をコントロールする方法として、毎日、「これだけはやろう」という目標を立ててみることをお勧めします。
「これだけはやろう」という目標を毎日こなしていると、そのうち「今日の目標をクリアしないと落ち着かない」というような気分になり、習慣化することができます。
また、どうしてもモチベーションが下がったままで、切り替えができないときには自分の志望する高校や大学の説明会やオープンキャンパス、一般公開されているのであれば文化祭等に参加してその学校の雰囲気を感じてみるのも良いです。
志望校の雰囲気に触れて、来年自分がこの場に参加しているということをイメージすると、モチベーションが上がっていくと思います。
まとめ
今回は、やる気の出ないときのポイントを紹介しました。
受験勉強は長い期間なので、なかなか結果がついてこなくて、苦しくて、「もう自分なんか受かんないんじゃないか」と不安になることもあるでしょう。
そんなときには、いったん気持ちを切り替えるためにリフレッシュすることも大切です。
私は、映画を見たり、漫画や本を読んだりしてリフレッシュしていました。
受験期まで、後半年です。
「もっと勉強しておけばよかった」と後悔しないように、頑張ってください!
また、「受験を控えるお子さんの保護者の方も、さまざまな不安を抱えていらっしゃることでしょう。
お子さんの「やる気のない」姿を見てしまうと、「勉強しなさい!」と、つい叱りたくなるかもしれません。
そんな時には、お子さんのやる気をあげる方法のひとつとして、今回紹介した3つのポイントを伝えていただけると幸いです。
公開日:2022-08-31 /更新日:2022-09-06