準備は万全ですか?
入る時期も大切な要素になります
「受験対策に向けた塾の正しい選び方は?」
志望校や合格実績に合わせて、遠方までの通塾を検討することもあるかと思います。ただ、受験勉強は、お子様にとって体力的・精神的に大きな負担となります。保護者の方のサポートができる範囲を含めて、無理なく通えるところにある学習塾を選ぶことが大切です。
塾に足を運ぶときには、実際の通塾手段で、家から塾までの道のりを移動してみましょう。通塾にかかる時間や危険なところを確認します。寄り道できてしまいそうなところなど、あらかじめ見つけておけると安心ですね!
お子様の「志望校」のレベルに合わせた指導体制が整っているかどうか、まずは、クラスやコースの編成を確認しま しょう。
・中学/高校受験コースの有無
・習熟度別のクラス・コースの有無
もちろん、目標までの道のりも大切です。お子様とは、目標までのステップを話し合っておき、塾にどんなことを期待するのか明確にしておきましょう。
・学習時間をつくる(自主学習を〇〇時間する)
・習熟度を図る(模試の結果を段階的に上げていく)
●クラス・コースの詳細
カリキュラムは、「授業1コマあたりの学習量」や「1回の宿題の量」に大きく関わる、重要なポイントです。クラ スやコースによる学習内容の違いやペースの違いは、必ず確認しておきましょう。たとえば、最終学年の夏までに、 小学校/中学校で習うことは一通り学習し終えて、9月以降は過去問・予想問題などで演習するなど、学校の学習進 度よりもかなり速いペースになる場合もあります。説明会では、お子様の学習経験に照らし合わせて、クラスやコー スのペースについていけるかを相談しましょう。
「入塾テスト」を受けられる場合には、現在の学力を把握した上で、今後必要な対策について質問をしましょう。過去に模試を受けたことがあるなら、その結果を持参しても良いです。
●学習時間をつくる(自主学習を〇〇時間する)
意欲的に学習できるのはどんな環境でしょうか?授業のペースや質問しやすい環境かどうかは、体験を通して確認しましょう。授業の様子は、授業形態(集団・個別) によって大きくことなりますので、時間があるなら、どちらも実際 に見てみてください。 また、自主学習のサポート体制も重要です。自習室の有無や質問対応できるかどうかも、併せて聞いてみましょう。
●習熟度を図る(模試の成績を段階的に上げていく)
受験当日までの道のりは、非常に長いものです。受験勉強においては、より短期的な目標として、模試がよく利用されます。模試の結果に応じて、学習法を調整したり、目標を切り替えたりすることが大切です。説明会では、模試の結果のフィードバックをどのように受けるのか、確認しておきましょう。
塾側の合格実績は重要ですので当然チェックして参考にしますが、それと同じくらい重要なのが、受験勉強開始の時 期。もし、周囲の方に受験を経験された方がいるなら、入学試験までの大まかな流れを聞いてみてください。具体的なスケジューリングは、入塾後に決めていきますが、「いつから学習塾に通い始めたのか?」「いつごろ志望校を見学したのか?」など、動き出すタイミングが重要なことは、学習塾を検討する段階で把握しておきましょう。
●志望校への個別対策
志望校の合格実績があるからといって、合格が保証されるわけではありません。明確な志望校があるときには、そこに対しての受験対策が整っているのかどうか「●●中の英語は4技能ですか?」などと聞いてみましょう。 また、過去の生徒の実例なども合わせて聞いておくのが良いでしょう。
●成績と特性に合わせた進路提案をしてくれる?
志望校を探すときには、大きく2つの軸があります。成績(内申点)や偏差値などのデータから、適正な志望校や併願校を探す場合、それから、子どもの特性など、数値的に測れないものから探す場合です。受験する学校におおよそのイメージがついていたら、異なる学習塾で同じ質問をして比較するのもよさそうです。
●面談など相談の機会はある?
希望する受験校対策が適切かどうかを相談したいときのために、学習塾と相談する方法を確認します。面談の頻度や、ほかにも、電話相談が可能かどうか、を聞いておきましょう。
費用については、WEBサイトやパンフレットでは、具体的な金額を載せていない塾がほとんどです。塾の説明会に備えて、どれくらいの費用がかけられるのか、ご自身で目安を立てておきましょう。
通常授業の費用だけでなく、オプションの種類の費用を把握することが大切です。「授業料」に「テキスト代」が含まれていない、などということもあるので、注意が必要になります。通常授業以外にどんな費用がかかるのか、まとめて確認しておきましょう。
●1分あたりの費用は?
受験対策は高額になる事が多いです。同じ費用に見えても、1コマあたりの授業時間や、週あたりのコマ数が塾によって異なります。費用総額を比較するときには、1分あたりの費用を出してみるとよいでしょう。
1コマ当たりの授業時間=●分
1カ月当たりの授業回数=▲回
月額費用★円÷(●分×▲回)=1分あたり授業料